HOW TO COURSE

成人式HOW TO講座



Q:

振袖が着たいけど、あんまり高いものはおねだりできません。
やっぱりレンタルかな?

購入の方がお得な時も。
レンタルも安いものはあるけれど、なんだかそれなりに見えました。
素敵!と思ったレンタル品は、トータルでは高くなる気がして、
何度も着れてお得な購入を選びました。
成人式以外にも着用予定があれば、購入がおすすめ。

鈴乃屋の振袖ラインナップは、価格も種類も幅広く取り揃えております。鈴乃屋創業以来信頼を置く、京都や新潟・十日町の一流メーカーとの共同開発、一括買い付けで大幅コストダウン。納得の品質を安心価格でご提供しています。
また、鈴乃屋のレンタル振袖お取り扱い店舗なら、購入orレンタルの比較検討いただけます。



Q:

振袖以外にも必要なものがいっぱいありそう。何を買ったらいいのか
分からないし、全部買ったらすごく高価になりそう…

小物セットを購入!
わたしも小物などはよくわからなかったので、鈴乃屋さんで相談して
一式フルセットで買いました。セット価格で分かりやすくて、
あとから金額追加などがなかったので安心でした。

鈴乃屋の「ふりそで小物バリューセット」は、着付けに必要不可欠なものがすべて揃った嬉しいセット。きものを初めて買う方でも安心です。


Q:

成人式、まだまだ先なのに、いろんなダイレクトメールが来て
焦ってきました。1年も前から決めておくものなの?

まず、お店を選ぼう!
周りの友達が早々にふりそでを決めていて、わたしも焦った一人です。
人気の色柄は早めになくなってしまうこともあるみたい。買う時期も大事だけど、
品ぞろえがたくさんあるお店を選ぶのもおすすめだよ。

鈴乃屋はお選びいただいた振袖を、どこよりも丁寧にお誂えいたします。ご購入からご納品までは3ヶ月ほどお時間をいただきますので、記念写真前撮りも考えている場合は、遅くても成人式前年の夏頃までには決めていただくことをお勧めします。新作の人気色柄は早めになくなってしまうこともございますが、カタログ掲載商品以外も、各店舗に多数取りそろえておりますので、お気軽にお越しください。


基本の所作をしっかりマスターして、
振袖美人!

魅せ所作テク

CHECK1: 仕草や振る舞いで差がつく!チェックポイント


成人式の振袖で、初めてきものを着る人も多いのでは?
慣れない着物に緊張するかもしれませんが、振袖から出ている「手先」「足先」「首から上」に
ちょっと気をつけるだけで、振袖姿をぐっと美しく見せることが出来ます。

美しく見せる基本!手元の仕草をCheck!

  • 腕の位置は袖の中へ!

    着物姿は“腕が見えるとはしたない”もの。
    座っている時などは袖の中で腕を縮めるような工夫を。袖の裾を持って引っ張るようにするのがコツ。

  • 高いものを掴むとき

    電車のつり革など高い位置にあるものを掴むときは、
    腕が出ないよう、逆手で袖口をおさえる仕草を身につけましょう。

  • 物を持つとき

    指先でそっと触れるように持つと美しく見えます。
    ぎゅっと握りしめたりせず、物の接点と触れている指先が長く見えるように意識して。


足元や首から上も気を抜かないで!

  • 和装は絶対に内股で

    洋服のときは足を大きく前に出して颯爽と歩いている人も、着物で同じ歩き方はできません。
    膝の内側に紙を一枚挟んでいるような気持ちで歩きます。

  • 仁王立ちは厳禁!

    慣れない和装でバランスをとろうとして、足幅をできるだけ開き仁王立ちになってしまう人がいます。両足をできるだけ揃えるか片足をやや後ろに引きましょう。

  • 小首をかしげて着物上級者

    パスカードなどは胸元にしまってみましょう。
    取り出す時にちょっと小首をかしげると、まるで普段から着物を着慣れているようなこなれた雰囲気がだせます。


外出先で気をつけたいポイント

  • 荷物は左手で、右手は上前に

    上前になる右の手を、右太ももの脇あたりに置いてみましょう。さりげなく添えて歩くことで裾が乱れにくくなり、そっと添えた右手は奥ゆかしい印象になります。

  • 階段の上下動は裾を持ち上げて

    右手で足袋の上の素肌が見えないくらいに裾を持ち上げましょう。かかとを上げてつま先に重心をかけると◎。ふりそでの袂は左右重ねて左手に持ちます。

  • 車に乗るときは裾に注意

    大切な着物が汚れないように、乗車ではドアフレームが裾につかないようにしてお尻から車内に入りましょう。帯が背もたれにつかないよう浅く腰掛けます。


室内や草履を脱ぐときは

  • 草履は脱いでから揃える

    草履を脱いで上がる時は、そのまま進行方向に向かって草履を脱ぎます。その後ひざを付き、手で草履を反対方向に揃えましょう。実は洋装でもこれが正式な靴の脱ぎ方です。日頃から注意したいですね。

  • 座るときは上前をおさえる

    上前がはだけると背筋を伸ばして座ってもだらしがない印象に。腰を落ち着ける前に上前を押さえ、膝の幅にきっちり合わせて座るのが正しい座り方です。

  • 足の親指を重ねるとしびれにくい

    正座で座るときは、足の親指同士を重ねて、かかとを八の字にし、両足の間にお尻を落とすように座ると足がしびれにくい。お尻が床につかないように注意。


CHECK2: 振袖での「お辞儀」も練習しておきましょう!


二十歳を迎えるまで大切に育ててくれたご両親やご祖父母へのお礼はもちろん、
成人式ではお世話になった方々にご挨拶することも多いもの。
大人の女性にふさわしい上品なお辞儀をマスターしておけば、きっと喜んでいただけるはず!

立ち姿のお辞儀

POINT

おじぎをする前には、
必ず相手の目を
見てから!

  • 60度【敬意】
  • 30度【丁寧】
  • 15度【会釈】

両手は帯の下になるよう揃えます。
袖の中の腕は見えませんが、真っ直ぐに伸ばさず少し肘に丸みをもたせるような
意識をしましょう。頭はなるべく動かさず、目線は4〜5メートル先を見て、腰から曲げます。
すぐに頭を上げず、おじぎをしたら、一拍おいてから顔をあげましょう。

座り姿のお辞儀

POINT

親指以外の4本指を
揃えて合わせると
キレイ。

  • 【真】親指と4本の指で
    三角形を作り、
    その真上に顔がくるように
  • 【行】ひざ前に手をおろして
    自然に上体を倒す。
    背中を丸めないこと
  • 【草】手をつくためのスペースが
    十分でないときや、
    軽いご挨拶のときに便利
  • 【真】:親指と4本の指で三角形を作り、その真上に顔がくるように
  • 【行】:ひざ前に手をおろして自然に上体を倒す。背中を丸めないこと
  • 【草】:手をつくためのスペースが十分でないときや、軽いご挨拶のときに便利

座ったときには床に手をついてお辞儀をします。「草」は指先を膝の前の畳につけ、
状態を軽く前へ下げます。「行」は指の第二関節から先が畳につくようにします。
「真」は手のひらをすべて畳につけて背筋は伸ばしたままお腹が膝につくくらいに
状態をかがめましょう。だんだんと手が前へと伸びていく、と覚えましょう。


CHECK3: 最高の「二十歳のわたし」を残す撮り方をマスター!


記念写真は前撮りで…という方も、
成人式当日の家族や友達とのスナップは一生の思い出として残る大事な写真。
カメラマンのアドバイスがなくても、振袖姿で美しく映るコツを教えます!

立ち姿ポーズ編

魅力あふれる立ち姿は、
カメラから柄がどう見えるかを意識して

上身頃側、体の左側をカメラマンに向けて立ちます。
上半身だけをねじってカメラの正面に向けます。振袖の柄もはっきり見える上、
体が斜め正面になるのでほっそり見える嬉しい効果も!

  • “おすましさん”くらいで丁度いい!

    落ち着いた気持ちで、おしとやかな表情を見せて。笑顔は歯を見せすぎないように、左右の口角を上げることを意識。体の角度と逆の方向へ頭を20度ほど傾けるだけでも美しいポーズが決まるのです。

  • 手はできるだけ袖で隠すのが基本

    手を袖に隠すのがお行儀の良い写り方。両手を重ねるときには、カメラに近い方の手を下にすると、更に美しく。腕は片手を真っ直ぐ伸ばすなら逆手の肘には丸みをつけて、少しだけ曲げましょう。

  • 両足は揃えて少しカメラ側の足を引く!

    足先を内股に向けるのが大基本!右足を前にして重心をかけ、左足は少し後ろに引きます。前足の鼻緒をちらりと見せるのもOK。両膝を内側に近づけるよう意識すると着物の直線美が際立ちます。

FRONT

バッグを持つ時は袖に隠れて見えない
肘の角度に注意

バッグを両手で持つなら、袖の中で肘を伸ばし切らず少し曲げます。肘を上げる感覚を掴めばどこから見ても美しい立ち姿に。常に胸を張って肩を下げ、下腹を上に引き上げることを忘れずに。

BACK

左側をカメラに向けて見返り美人

柄を見せるときには、袂に厚紙を入れてハリを出します。膝と腰は床に対し平行・垂直になるように意識すれば、振袖の自然な直線シルエットで後ろ姿もより美しく。振り返るように顔も帯も見せれば、まるで絵画のような見返り美人に!


座り姿ポーズ編

優雅な淑女の座り姿は、
左側をカメラに向けるとキレイ

イラストのように左側をカメラに向けると、ふりそでの着方に逆らわず、
すっきり見えます。背中の帯をつぶさないよう、椅子には浅く腰をかけ、
袂はねじれないように自然に床につくのが理想的です。

  • “こくん”と首をかしげる

    左側をカメラに向けて首を曲げようとすると、頭は右に倒れるのが自然です。頭の角度を10度程右肩に傾けるだけでもとてもかわいらしい印象に。角度をつけすぎて初々しさを消さないように注意。

  • 指を閉じて両手は重ねる

    どちらの手が上でなければいけないという決まりはありませんが、指先は閉じて揃えたほうがより美しく見えます。すべてをこじんまりさせるという所作を念頭に置いて、両手を重ね合わせましょう。

  • 内股基本は座っても変わらず

    座ったからといって内股が外に向くことはありません。左足の小指側をカメラに向け、右足を添えるような意識で少し後ろに引きましょう。足先を同じ方向に揃えると、ふりそでが綺麗にまとまります。

座るとき

両膝の裏に手を差し込む
ひと手間が重要

後ろから膝の下に手をまわし、膝が曲がる部分にそっと折り目をつけるようにふりそでを優しく押さえます。こうすると生地を傷めず余計なシワがつくのを防げる上、座りやすくなります。

座ったあと

座位でも腰は反らずに胸を張る

お尻を少し後ろへ突き出し、胸を張って帯を背もたれに付けないこと。座面の前方の2/3範囲に座ることでこのポーズが保てます。上半身を前屈みにしたり、顎を前に出さないよう背筋を伸ばしたりして、肩を下げればポーズが強張りません。